ニンニク灸の方法とコツ
ニンニク灸の方法とコツ
【用意するもの】
・ モグサ
普通市販されているものは白いものですが、
粗製の黒っぽいモグサを使うと、
燃焼温度が高いので、より効果的です。
・ ニンニクスライス
ニンニクを3~4ミリの厚さにスライスする。
・ 線香・マッチ・あら塩
【方法】
・ あら塩を薄く敷き、ニンニクのスライスを起き、
その上に手の親指の頭ぐらいのモグサを、
三角錐状にしてのせる。
・ モグサの先に先行で火をつける。
・ 最後まで燃やすと、水膨れができてしまうので、
かなり熱くなってきたら、
ニンニクごとモグサを取り除くようにする。
・ ニンニクの刺激で、皮膚がヒリヒリする場合は、
塩を厚めに敷いてください。
【ニンニク灸のコツ】
神経痛は、背骨の脇から出てくる神経が、背骨の軟骨である
椎間板と筋肉によってサンドイッチ状に圧迫されるのが、
根本的原因です。
根治するためには、背部の背骨を支えている両脇の筋肉を
弛緩させることが大事です。
ですから、痛みやしびれが足に出ていても、
背骨の上とすぐ脇の筋肉の圧痛点を探して、
その上にお灸をすえるとよいでしょう。
痛風には、血液中に尿酸が溜まり、
その結晶が関節に付着し、
炎症を起こす病気です。
足の親指の付け根などに感じる激しい痛みは、
大人でも涙が出るほどだと言いますが、
悪化すると痛みばかりではなく、
脳や心臓の血管障害や腎結石、尿毒症などの合併症を
引き起こすこともあります。
リウマチや痛風の時は、
痛む幹部に直接灸をすえます。
幹部に炎症がないときは、
塩を厚くして、もしも痛むときは中止します。
痛む部位とその上下にすえると効果的です。
こうすることによって、炎症を起こしている患部周辺の
血液循環が良くなり、うっ血を取り除くことができます。